ここでは、初心者にもわかりやすく、FXトレードの資金管理で、ポジションサイジングの計算方法におけるルールとその手法について解説します。
ポジションサイジングとは、1トレードにおいてどのくらいに金額をかけるかということになります。
資金量は1000通貨や10000通貨などです。
なお取引する通貨量については、レバレッジや、証拠金の考え方もある程度知っておく必要があるので、本サイトの別記事を参照してください。
ある程度といったのは、資金管理で1トレードあたりの損失額(総資金における)と、それに応じたポジションサイジングを決めておけば、大丈夫ということです。レバレッジが不足するならば、追加してポジションは持てないことになります。
ポジションサイジングの計算方法
ポジションサイジングとはどのくらいの資金をかけてトレードするかということ。
前回の記事で1トレードあたりの損失を1%〜3%としました。
よってそれに応じたポジションサイジングを考えるということになります。
クロス円での考え方
クロス円とは、ドル円、ポンド円、ユーロ円などの円との取引を行う通貨になります。
まず口座資金に20万円あるとします。 1回の損失を2%とするのと
20万円*0.02=4000円 になります。 *1回の損失は4000円です。
1回の損失が4000円になるようにポジションサイジングを決めます。
価格(損切り幅)が120.00円から119.70円になった時に損切りするとすると、30pipsになります。
その30pipで4000円の損失が出るように決めます。

通貨量*0.3=4000円 ➡︎ 通貨量=4000/0.3=13300通貨
よって1万3千通貨となります。 通常日本の証券会社の場合は1lot=1万通貨が多いため(証券会社により違うため要確認)、1.3Lotとなります。
ドルストレードの考え方
ドルストレードは、ドルを含んだ2国間のトレードになります。 有名なものにユーロドル、ポンドドル、オージードル等になります。
ドルストレードの場合は口座が円資金での取引の場合は最終的に円に直す必要があります。
まず先ほどと同じ1回のトレードのおける損失額を4000円とします。
損切り幅は1.1200から1.1180に下がった時に損切りすることとします。 これは20pipsになります。
よって20pipで4000円の損失になるように計算します。 (1ドル=110円とします。)
通貨量*0.2*0.01*110円=4000円 ➡︎ 通貨量=4000/(1.10円*0.2)=18000通貨
よって1.7Lotとなります。 (*1ロットが1万通貨か10万通貨なのかは証券会社によって違うため確認が必要になります。)
ロットは一般的に海外証券会社は1ロット(lot)は10万通貨にしている場合が一般的です。
毎回同じ枚数(通貨量)に決めないことが重要
トレードする人の中には、毎回同じ通貨量でトレードする人がいます。
どういうことかというと、毎回5000通貨でトレードをするということです。
ですが、毎回5000通貨だけど、損切りの幅は違いますよね。 トレードのよって損切り幅が20pipsだったり50pipsだったり、だから通常は、損失額を毎回同じ%にすると、損切り幅が50pipだったりすると、かける資金も20pipsに比べて少なくなります。
でないと常に一定のトレードができないからです。
今回のトレードは4000円負け、次のトレードは2000円負け、・・・・・・。そのように毎回損失額が違うとトレードが一定にならず、チャンスの時に低い取引量で行ったりする場合も出てきます。
ですので、毎回、損切り幅に応じたポジションサイジングを上記の考え方で考えてみてください。 エクセル表での計算しても構いませんが、特に最初のうちは手計算で行うとすぐに慣れるし、ある程度慣れたら、このくらいの損切り幅はいくらかければいいと自動でわかるようになります。
するといちいち電卓もたたかなくて良くなります。
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