ここでは、FXトレードで資金管理(損失額の設定)の考え方をどのように行っていくか初心者にもわかるように解説していきます。
FXにおける資金管理は重要なメンタルに関わってきます。
損失額が本人の許容できる範囲を超えてトレードをすると、精神的にきつくなり、損失を重ねていく傾向にあります。
またそれでFXトレードが嫌になりトレードが続けられなくなる可能性もあります。
よって「適切な資金管理」により、できるだけ良い精神状態でトレードを行う必要があります。
資金管理の行う上での心構え
すでに書きましたが、資金管理の行う上では、精神的にできるだけ無理のないトレードを行う必要があります。
なので、連続してトレードが負けた場合、例えば4回連続して負けた場合、資金が減って焦りが出て通常通りトレードができない、ということがないようにしなくてはいけません。
トレードで連続して負けることは通常あることであり、そのような場合も想定して、資金管理を行うことが必要になります。
一回の損失を2〜5%として損失をあらかじめ決めておく。(許容リスク)
1トレードの許容リスクを2%ないし最大で5%とします。 *この%は総資金における%としています。
口座資金20万円とすると、
2%は2000円。その5%は10000円
となります。
この幅で決定をすることをおすすめします。
要するに「一回の損切りで総資金の2%から5%の範囲での損失になるポジションサイジングを決める」ということです。
ポジションサイジングとはポジションの量(1000通貨や10000通貨など)になります。
損失幅の設定方法
では2〜5%のをどのように設定するのかといえば、それは精神的に許容できるかどうかということになります。
口座資金20万円の例でのポジションサイズの決め方
例えば口座資金が20万円だとします。
ある程度リスクをとっていいということならば一回の損失を3%とします。
そしてトレードで4から5回連続負けたとして、
200,000円➡︎194,000円➡︎188,180円➡︎182,534円 =ー17500円(4回の場合)
上記の計算方法は、総資金に0.97をかけて行った数値です。
4回連続して負けた時に17500円許容できるかということになります。
口座資金100万円の例でのポジションサイズの決め方
またもう一つの例として、口座資金が100万円だとします。
トレードで4回連続負けたとして、1,000,000円➡︎885,292円 =ー114,700円
4回連続して負けた時に11万円の損失を許容できるか。
これについてはみなさん、例えば少額の10万円の3%時と比べて精神的にはきつく感じると思います。
冷静にトレードできる方法を採用
上の例で示したように、口座資金によっても損失額が違ってきますので、小さな資金ではある程度許容できるから3%を1回の損失とする。
100万円の大きな資金では2%を1回の損失と決める。
という風に柔軟に考えて決定してください。
なので、「実際の資金量が1回でいくら減るから、それが連続して4、5回ならこれぐらいの量になるのかぁ」という風に実際の資金量をもとに計算をしてください。
次回は、資金管理におけるポジションサイジングについてご説明します。