FX取引におけるファンダメンタルズ分析は、相場の突発的な変動や中長期的なトレンド判定を把握することができ、テクニカル分析とともに相場を把握する重要な分析の一つです。
トレーダーによってはテクニカル分析とファンダメンタルズ分析は比重が違ってきます。
テクニカル分析に重きを置いて、ファンダメンタルズ分析はニュースをさっと目を通すくらいという方もいます。 私も以前はテクニカル分析が主なウエイトを占めていて、経済ニュースはざっと目を通すくらいでした。
ですが、FXの自動売買も合わせて始めたことにより、ファンダメンタルズ分析も重要になってきました。
自動売買はソフトが自動でトレードしてくれるので、MT4(メタトレーダー4)にソフトをセットした後は、あまり時間を取られません。 しかし、ソフトは通常の相場で利益が出るようにあらかじめシステムが組んでありますので、突発てきな相場の動きや通常と違う動きの時は損失が出やすくなります。
ですので、自動売買は一度セットした後はあまり時間を割くことはありませんが、常日頃から経済ニュースや経済指標が出る曜日を把握してたりしています。
リアルトレードも同じで、ポジションを持っている最中に、経済指標で急に相場が動いた時に損失が出やすくなるので、あらかじめ確認しておいた方がいいのは自動売買のトレードと同じになります。
ファンダメンタルズ分析は基本的に経済ニュースを把握する
ファンダメンタルズ分析については、主に
- 経済ニュースを確認する
- 経済指標で大きな動きをする可能性のある日時を確認する
はじめはこの2つの項目でいいと思います。
『経済ニュース』については
・ロイター
以上の3つを主に把握します。
選び方はみなさんが見易いものがまず一番、次には海外のサイトと日本のサイト両方見ることです。
二つのサイトを見ることで、各ニュースにより記事がアップされるスピードが違うので、国内・海外両方見ることをオススメします。
『経済指標』については
➡︎「みんなの外為」
を私は確認しています。 理由としては見易いサイトだからです。
経済指標のサイトはたくさんあるのですが、文字とか見分け方が分かりづらくなっているところもあるので、見やすさでこのサイトを選びました。
星が1〜5ランクになっていて、星が多いほど、チャートが変動する可能性が高くなっています。
金利との関係
金利については、別名スワップと呼ばれ、FX取引において金利差でプラスになったり、マイナスになったります。
通常景気が良かったりすると、金利は上がります。金利が上がるということは、その通貨は魅力的だと取られ、買われることになります。よって価格が上昇するという仕組みです。
なので人気のある通貨は➡︎一般的に金利が高い と言えます。
金利が高い通貨を持っていると、その分金利を受け取れるからです。
貿易の関係
貿易関係で言えば、黒字になれば、通貨は一般的に買われることになります。
貿易黒字になると、例えば、アメリカで日本の車が売れると、そこでの利益である「ドル」を「日本円」に変えて、日本に収入として入ってきます。 それで日本円が買われるという仕組みなります。
しかしこれは一般的な指標であり、他のにも要素があるので、必ず通貨が上がるとは限りませんが、一般的に黒字は景気が良いことなので、通貨は買われると考えていいでしょう。
経済危機・戦争・自然災害のとの関係
トレードで一番気をつけて見ていた方がいい指標です。
相場が急変することにより、トレードで損失が出やすくなるためです。
通常経済危機が起こった通貨は売られることになります。
不人気な通貨➡︎売られる通貨 という相関関係が言えます。
この動きは突発的であり、持っているポジションに影響を及ぼす可能性が大きいため、気をつけて見ておく必要があります。
また日本円やスイスフラン(スイスの通貨)は一般的に安全資産と言われており、他国で経済危機が発生した場合には買われる可能性が高くなります。
例をあげると2015年後半に発生したフランスのパリでのテロについては、その翌週月曜日から円が買われることとなりました。
まとめ
以上がファンダメンタルズの説明でした。
ファンダメンタルズは、中長期的なトレンドを発生させる転換点にもなり、把握しておくことで有利にトレードを進めることができます。
下記の記事も参考になります
みなさんがよく知っていると思う『アベノミクス』。2012年のアベノミクスがきっかけでこれまで円高であったトレンドが円安に転換しています。 これはファンダメンタルズ分析の領域であり、これを知って株や、通貨を買った人は利益を得ることができました。