デイトレードは、その名の通り、デイ(1日)を基本としてトレードをします。 なので、新規注文から決済までその日の内に行うことが多く、次の日に持ち込むことはあまりありません。
デイトレードは、基本5分足〜15分足をよく見てエントリーします。 スキャルピングのよう売買が回数が多くないので、あまり急いでトレードする必要があり、まず初心者の方には取り組んでもらいたいトレード方法になります。
1日で決済するため、実際ずっとPCの前に座っていることは不可能な場合も多いと思います。 そういう時は、あらかじめ自動で注文や決済をしてくれる、指値、逆指値等の注文方法を利用して効率的にトレードを行いましょう。
➡︎『FXにおける様々な注文方法』の記事はこちら。忙しくPCの前にずっと座れない人は特に必見です。
デイトレードの基本的手法
デイトレードは基本的に24時間以内を目安に1トレードとしています。 5〜30分足を基準に、大きな足として1時間、4時間足を見てトレンドの方向を確認します。
デイトレードはポジション保有時間がある程度長くなるので、エントリー(注文)〜クローズ(決済)をしっかりと根拠を持って考え、チャンスが来るまで待ちます。
チャンスが来たらエントリーをして、逆指値、または必要に応じで指値等を入れ、時間があれば相場を確認して、自分のイメージ通りの流れになっているかを把握する必要があります。
そのようにすることにより、より明確にトレード終了後検証をすることができるからです。
ある程度ゆったりしたトレードのため、初心者にはまず最適のトレード法だと言います。
ドル円の15分足です。デイトレードでは特に5分から30分足をよく確認しましょう。 大きな足の流れは小さな足を流れに巻き込んでいきます。なので、大きな足の流れを把握し、小さな足でエントリーをします。
まずは「損失を少なくする」トレードを心がける
初心者がまず最初のトレードで心がけること。それは損切りになります。 まずは損切りがきちんとできる、つまりエントリー後に逆指値が入れられるかがポイントになります。
またその逆指値について、きちんと根拠を持って設置するようにしてください。 あとは、ある程度相場の状況を見て自分の予想と照らし合わせてどのような動きをするかを把握すれば大丈夫です。
スキャルピングの場合は売買タイミングを早く判断する必要があるため、損切りについても根拠を早めに判断する必要がありますが、デイトレードはある程度時間があるため、じっくり考えることができます。 よってポジションを持つ前にしっかりとした考えでトレードに臨むように心がけてみてください。
損切りの根拠については、当サイトの記事に具体的な例を載せています。
➡︎『損切りにおけるタイミングについては、その目安の考え方の記事』はこちらから
トレードのコツ
トレードのコツについては、スキャルピングと同様、大きな足でトレンドを判断して、小さな足でエントリーすることです。そしてエントリーした後には、しっかりと逆指値を入れ、チャートを見れない場合もあると思いますので、指値等の注文も同時に入れておくと、便利でしょう。
ドル円1時間足です。赤丸の部分は上昇トレンドが出ています。なのでここでトレンドを確認した後は、小さい時間足でさらに上昇トレンドを確認してエントリーします。 エントリーは5分足でいいと思います。ですが、15分・30足もメインで見ます。
15分足でも上昇トレンドを確認しました。やや緩やかですが15分足である程度値幅があるので大丈夫です。
エントリーは5分足で行います。 5分足のどこで行うかは、上昇トレンドなので、『押しが入ったところ』(一度下がったところ)で買いを入れます。
上の画像は5分足です。左側の矢印はある程度強い抵抗です。(売りの圧力)その後この圧力の箇所(赤のラインです。)を価格が突き抜けます。これで相場は上昇傾向にあると判断、ブレイク(突き抜けて)した後に一度戻りますが、その反発で買いエントリーします。
1時間足等で上昇トレンドだったため、小さい足でも買いでのエントリーを行いました。
また2回目(右側)の赤丸も赤ラインで反発してからのエントリーができます。なぜなら、赤のラインは前に、売りの圧力(レジスタンス)であったものがブレイクして(1つ目の赤丸の所)、買いの圧力(サポート)に変わったからです。なので、1回目も2回目の赤丸も買いでエントリーをしました。
このように相場の水平ラインを目安に、小さな足でエントリーを行うと良いでしょう。
トレードしやすい時間帯
デイトレードも基本的には、スキャルピングと同じで、相場の取引が活発な時間帯である、ロンドン(16時〜)・ニューヨーク時間(21時〜2時)が効果的です。
理由としては、相場が活発んでトレンドが発生しやすいため、トレンドの判断がしやすくエントリーの機会もあるからです。 なので、日本時間に比べてもトレードチャンスは多くなっています。
またデイトレードの場合は、ポジション保有時間がスキャルピングに比べて長いため、日本時間の早朝でもトレードすることが十分できます。 お昼の時間はボックス相場と言って、上下に繰り返し動くことが多いです。
トレードしやすい通貨ペア
取引しやすい通貨は以下の通りです。
- ユロドル・・・取引量が多く相場が安定している。
- ユーロ円・・・同じく取引量が多い。
- ドル円・・・・急な変動がユロドル等に比べ少ないが、取引量はそれなりにある。
- ポンド円・・・ボランティリティ(変動幅)が特に高く、トレードチャンスがある。しかし、損切りもしやすい。
- 豪(AUD)ドル・それなりにボランティリティがあり、トレードチャンスもある。スワップ金利もプラスでもらえる。
初心者がまず、取引した方がいいのは、ドル円、ユロドルがオススメです。 ある程度トレードに慣れてきて、チャンスまで待てるようになったら、他の通貨もチャレンジするとエントリー(新規注文)の機会が増えます。
無駄にポジションを最初はとりがちなので、そこは注意が必要です。
➡︎『ポジポジ病の原因とその克服』についての記事はこちら *無駄にトレードせず待つことが肝心です。
デイトレードのオススメ証券会社
デイトレードのオススメ会社としては、スプレッドが狭く、初心者向けに1000通貨から取引ができる。カスタマーサービスがしっかりしている。これらを基準に選びました。
①ヒロセ通商 LION FX
スキャルピングトレードでも一押しのヒロセ通商。2015年は顧客満足度1位に選ばれています(オリコン)
またスプレッドも業界最高水準で取引通貨も1000通貨から対応。長年定評がある会社です。
②マネーパートナーズ パートナーズFX
取引通貨量が100通貨から運用可能。デモトレードである程度経験を積んだ後は、100通貨で少額トレードをお勧めします。リアルなトレードはデモトレードでは味わえない緊張感があり、将来的にもう少し大きな通貨を動かすことになった時に、良い精神状態でトレードできます。 スプレッドも約定力も業界最高水準。
③JFX株式会社
独自のチャートソフトマトリックストレーダーを売りにしている会社です。取引画面が見やすく、初心者に定評があります。また1000通貨取引、スプレッド、約定力も上位のヒロセ通商とマネーパートナーズに並ぶ水準。
④DMMFX
こちらもスプレッド、約定力、知名度共に業界最高水準のため、上位に選びたかったのですが、取引通貨が10000通貨からになっており、ある程度少額でトレードした後に口座を開設したい証券会社になります。またDMMは他の会社に比べキャッシュバック率が高く、数万単位でキャッシュバックがもらえるため、メインの口座ではなくてもキャッシュバックをもらうだけでもお得です。
とりあえずキャッシュバックを受け取るために口座開設し、ある程度1000通貨対応の証券会社で慣れたらDMMを使うのも一つの手だと思います。
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