ここでは、初心者にもわかりやすく、FXトレードの資金管理で、ポジションサイジングの計算方法におけるルールとその手法について解説します。
ポジションサイジングとは、1トレードにおいてどのくらいに金額をかけるかということになります。
そして、トレードをする場合、注文の際にあらかじめ損切りライン(どの部分で損失を確定するか)を決めておくことも重要です。
なお取引する通貨量については、レバレッジや、証拠金の考え方もある程度知っておく必要があるので、本サイトの別記事を参照してください。
ある程度といったのは、資金管理で1トレードあたりの損失額(総資金における)と、それに応じたポジションサイジングを決めておけば、大丈夫ということです。
レバレッジが不足するならば、追加してポジションは持てないことになります。
ポジションサイジングの計算方法
ポジションサイジングとはどのくらいの資金をかけてトレードするかということ。
前回の記事で1トレードあたりの損失を1%〜3%としました。
よってそれに応じたポジションサイジングを考えるということになります。
毎回同じ枚数(通貨量)に決めないことが重要
トレードする人の中には、毎回同じ通貨量でトレードする人がいます。
どういうことかというと、毎回5000通貨でトレードをするということです。
ですが、毎回5000通貨としても、トレードのより損切りの幅が違ってくるため、大きく損失を受ける場合があります。
トレードのよって損切り幅が20pipsだったり50pipsだったり、だから通常は、損失額を毎回同じ%にすると、損切り幅が50pipだったりすると、かける資金も20pipsに比べて少なくなります。
でないと常に一定のトレードができないからです。
今回のトレードは4000円負け、次のトレードは2000円負け、・・・・・・。そのように毎回損失額が違うとトレードが一定にならず、チャンスの時に低い取引量で行ったりする場合も出てきます。
ですので、毎回、損切り幅に応じたポジションサイジングを上記の考え方で考えてみてください。
トレードをするときに1回ごとに注文を出す場合に損切りのラインを決めておく。そうすることで、通貨量(ポジション量)も何%前まで許容するか決めることが可能です。
損切りの設定方法について
トレードでは注文を出す場合に、どの部分で損切りをするかをあらかじめ決めておくことが重要になります。
そうすることで、損切りする幅がわかれば、1回のトレードで口座資金の%の損失かを決めることができるからです。
詳しくは下記の記事を参考にしてください。
クロス円での考え方
クロス円とは、ドル円、ポンド円、ユーロ円などの円との取引を行う通貨になります。
まず
○口座資金に20万円
○1回の損失を2%
とすると
20万円*0.02=4000円
になります。 *1回の損失は4000円です。
1回の損失が4000円になるようにポジションサイジングを決めます。
価格(損切り幅)が120.00円から119.70円になった時に損切りするとすると、30pipsになります。*損切りを30pipsに設定
その30pipで4000円の損失が出るように決めます。
通貨量*0.3=4000円 ➡︎ 通貨量=4000/0.3=13300通貨
よって設定するロット(掛け金)1万3千通貨となります。
ドルストレードの考え方(ユーロドル、ポンドドルなど)
ドルストレードは、ドルを含んだ2国間のトレードになります。
有名なものにユーロドル、ポンドドル、オージードル等になります。
ドルストレードの場合は口座が円資金での取引の場合は最終的に円に直す必要があります。
まず先ほどと同じ
1回のトレードのおける損失額を4000円
とします。
損切り幅は1.1200から1.1180に下がった時に損切りすることとします。 これは20pipsになります。
よって20pipで4000円の損失になるように計算します。 (1ドル=110円とします。)
通貨量*0.2*0.01*110円=4000円 ➡︎ 通貨量=4000/(1.10円*0.2)=18000通貨
よって0.18Lotとなります。 (*1ロットが1万通貨か10万通貨なのかは証券会社によって違うため確認が必要になります。)
ロットは一般的に海外証券会社は1ロット(lot)は10万通貨にしている場合が一般的です。
まとめ
以上資金管理方法についてご紹介してきました。
資金管理の方法いついては、
○1回の損失で口座資金の何%か?
○損切りラインはどこに設定するのか?
ということをトレードするときにあらかじめ決めておくことが重要になります。