スワップポイントとはスワップ金利とも言われ、通貨の交換による金利差のことを言います。
FXの取引では、通貨間では当然金利が違うため、当然スワップ金利を得ることになります。 しかし、金利と言ってもプラスばかりではなく、金利の低い通貨と交換した場合には逆に金利を払う必要が出てきます。
しかし、通常の為替差益を狙ったトレードであれば、トレード期間が長すぎない限り金利は微々たるものなので、そんなに気にする必要はありません。 ここではスワップ金利がどのようなものなのかをご説明していきます。
スワップポイントとは、2日後の
基準通貨金利-異通貨の金利
である。金利の安い通貨を売り金利の高い通貨を買い保持し続けると、金利格差の差額分がプラスになる為にスワップポイントを得る事ができ、逆に金利の高い通貨を売り金利の安い通貨を買い保持し続けると、金利格差の差額分がマイナスになる為にスワップポイントを支払わなければならない。
Wikipediaより抜粋
スワップ金利とは(インカムゲイン)
一般的に、FXにおける金利の考え方は低金利の通貨(例:日本円JPY等)を売って高金利の通貨(例:豪ドルAUD等)を買えば、その金利差により金利を受け取れます。またその逆で金利の高金利通貨を売って、金利の低金利通貨を買うと、金利を支払う必要が出てきます。
スワップ金利の具体例
金利は通常、年利という考えをします。
例えば下の図のように、日本円JPYで金利の高いオーストラリアドルAUDを買うと、その金利差は2.4%なります。
この2.4%とは年利と言われ。 例えば100万円の取引をしていたならば
100万円*2.4%=24000円を1年間でポジションを持っていたとすると受け取れる金利になります。
しかし、通常はその保有していた日数になるので、
24000/365日=65円(1日あたり)
100万円取引して1日65円・・・微妙ですね。 なので、金利よりもレートが動いて価格差が出る為替差益の方がこの場合当然差が大きくなるので、そちらの方を気にする必要があります。
ただ通常FXはレバレッジをかけて、小さい資金で大きな資金を動かしますが、外貨預金のようにレバレッジ1倍(100万円で100万円の通貨を買うといったこと)であれば、価格差もそんなに影響がないので、多少金利を狙ったトレードもできます。
あまりFXでレバレッジを使わないでトレードすることはないと思いますが、取引国との金利差も少しは収益に影響することは把握していた方がいいと思います。
諸外国の金利について
他国の金利について見てみましょう。
上の図で一番日本は金利が低いですが、一番高いのは南アフリカの通貨である南アフリカアランドです。
その差は約10%。金利10%であれば、1年間南アフリカアランドを持っていたら、その持っている金額の10%がもらえるということになります。
一見美味しい話に聞こえますが、南アフリカは新興国で取り引きチャートを見てみれば、価格の変動が他の通貨以上に大きく、リスクが他の通貨に比べて高くなっています。
なぜ変動が大きいというと、出回っている通貨量が少ないため、ヘッジファンド等が大きな資金で売買するたびに大きく価格が動いてしますのです。こうなったら、相場が安定しないため、取引もしにくくなります。
価格変動が大きいと取り引きしにくい??
通常トレーダーは過去の相場の動きを把握し、確率が高いところでトレードを行います。 なので、一見チャートを見たときに動きがよくわからなくても、ちゃんと相場はある一定の確率で似たように動いているので、トレーダーはそこでトレードを行うのです。
なので、南アフリカアランドのような新興国の通貨では、価格変動が大きく、通常の相場が予測しにくいため、取り引きが通常より困難となってきます。
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