特に初心者の方がFXのチャート(MT4メタトレーダー4など)を初めて見た時に、少し難しそう(複雑)に見えることが多いと思います。
ですが、実際は基礎的な見方を覚えればチャートは基本的にシンプルで分かりやすいものです。 ここでは基本的な見方をご紹介します。 またチャートをリアルタイムで見ると相場がどのように動いているかを把握することができ、とても良い勉強になります。
まずはチャートの基本的な見方を覚えてチャートに慣れることが、FXの上達の秘訣になります。
チャートの種類は様々。主流はMT4
グーグルで「fx チャート」と画像検索をしてみるとたくさんチャートの種類が出てきます。
MT4(メタトレーダー4)と言われるのが主流で、その他に各証券会社が作っているチャート(プラットフォームともいう)が色々あるからです。 見た感じ少し違いますが、基本的な見方を覚えればほとんどのチャートに対応できます。
まずはMT4の見方を基本的に抑えよう。
MT4は、メタトレーダー4と言われ、ロシアのMetaQuotes社が開発したFXのチャートソフトになります。 全世界で一番使われているチャートになります。
なのでまずはMT4のチャートの見方を覚えれば、他のチャートソフトにも対応できます。
チャートの見方
この画面がMT4のプラットフォームになります。
- ①気配値・・・これは各通貨を買う時と売る時の金額を示したものです。 EURUSDとはユーロドルと言われ、ドルでユーロを買うことを言います。自分が取引通貨を並べることで、価格がどう変動したかを、一目で把握することができます。 なおMT4が重い時はこの気配値の欄を表示にすると少し軽くなります。
- ②ナビゲーターウインドウ・・・MT4内ののフォルダーなります。 MT4のフォルダーの中には、アカウント情報や、インジケーターと呼ばれるチャートが入っており、それをこのウインドウから「ドロップアンドドラッグ」でチャートに移動することで使用することができたりします。
- ③チャート・・・ローク型の透明と白色の線が、たくさん並んでいます。これはローソク足と言ってチャートの上げ下げを表しています。ローソク足の見方はこの記事で後でご説明します。
- ④オシレーター・・・・オシレーターとは、MT4のインジケーター(指標)の一つで、例えば上の表でいうと、緑が通貨が買われている(上昇している)、白が通貨が売られている(下落しています。)ことを示しています。 これを表示することにより、通貨の「買われ過ぎ、売られ過ぎ」を把握することができ、一つの売買のサインとして判断することができます。
- ⑤資金状況・・・・この欄は、通貨を売買をした時に、ポジションの状況を表してくれます。
チャート上のローソク足について
上の図はローソク足を表しています。
白の線を「陽線(MT4では透明)」黒の線を「陰線(MT4では白)」と言います。 陽線は価格が上昇したことを表し、陰線は価格が下落したことを示します。
チャートは週足(図のW1)から1分足(M1)まで分かれており(チャートの左上にタブがあります。)、週足の場合は一つのローソク足が1週間のスパン。1時間足であれば、ローソク足は1つが1時間のスパン、1分足であれば1つが1分間のスパンとなります。
ローソク足の見方として、高値安値は一つのローソク足のスパンのなかで一番高い値と一番安い値
始値終値は、ローソク足が新しく発生した時に値段と、次のロウソク足にうつるときの値段になります。要するに値段が確定したことを表します。
⑤資金管理の表のについて
- order・・・・売買した際の注文番号です。
- time・・・・売買した時の時間
- type・・・・買い(buy)か売り(sell)の種類
- size・・・・売買した通貨の量。0.1とは一般的に1000通貨を言う。(海外は10000通貨)
- price・・・売買した時の値段。
- S/L・・・ストップロス。損切りする時の値段。ここまで損失が出たら自動的に決済となる値段
- T/P・・・リミット。決済する時の値段。ここまで利益が出たら自動的に決済となる値段
- time・・・決済(クローズともいう)した時の時間
- price・・・決済した時に値段
- swap・・・スワップポイント ➡︎「スワップポイントの記事はこちら」
- profit・・・損失、利益を表す。損失がであたらマイナスで表示される。
MT4のダウンロード方法
MT4をダウンロードするには以下の方法があります。
- MT4のチャートを提供している証券会社からダウンロードできます。 直接開発会社のメタクオーツ社からダウンロードできますが英語のサイトなので、国内のMT4対応証券会社から選んだ方がいいでしょうか。
まとめ〜まずはチャートをダウンロードして見てみよう。
MT4のダウンロードは証券会社のページから無料でダウンロードできます。
普通にトレードするのであれば国内どの証券会社でもかまいません。ここでMT4の説明をしたのは、海外のFX証券会社をはじめとしてほとんどがMT4対応になっているので、先々海外の証券会社でも運用した場合にMT4を使うときがある場合は役にたつからです。
国内の証券会社は、多くの会社が独自のチャートソフトを持っているので、その証券会社でマニュアルを見て操作方法を確認する必要があります。
MT4対応の国内証券会社はどこも1000通貨対応なのでオススメです。 特にMT4対応の証券会社であれば「オアンダジャパン」がオススメです。総合的にサービス高いです。 その次はForex.com(フォレックスドットコム)、そして「外為ファイネスト」がオススメします。
あとは、MT4以外であれば1000通貨対応の証券会社を選ぶことをオススメします。1000通貨であれば少額から取引できるからです。
チャートになれるのはまず、見ることから始まります。色々自分で試してみて、どんどん覚えることができます。MT4は日本語の選択もできますので、その点は安心ですよ。
MT4はFXをしていれば必ず使う機会は出てくると思うので、まずはMT4の使い方を覚えると他の証券会社のチャートも基本的には同じなので、簡単に使えるようになります。