井上哲男

米国株価が下落中、VIX(恐怖指数)も上昇〜株式市場の今後の展望

米国株価が下落中、VIX(恐怖指数)も上昇〜株式市場の今後の展望

これまでコロナウイルスの相場への影響が限定的であった米国株式市場が大きく下落しています。

コロナウイルス については収束する見通しが未だ立たず、ダウ平均株価の下落とアップル、グーグル、アマゾンなどの大型ハイテク株までも下落となっています。

VIX(恐怖指数)についても最近上昇から大きく取り沙汰される状況となっており、今後株式市場ではリスクが依然として大きく意識されています。

この記事は井上哲男先生の「相場の潮流(メルマガ)(  2020年02月26日 08時37分発行・02月27日 08時29分発行)よりご紹介していきます。

米国株式市場が大きく下落

ダウ平均大幅下落

 【ニューヨーク=小林泰明】24日のニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大で世界の経済活動が停滞するとの懸念が急速に強まり、ダウ平均株価(30種)の終値は前週末比1031・61ドル安の2万7960・80ドルとなった。

1日の下げ幅が1000ドルを超えるのは、2018年2月以来となる。ー読売新聞

VIX恐怖指数も上昇

 国際のETF VIX短期先物指数<1552>が大幅に4日続伸。

一時、前日に比べ15%強上昇している。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時には上昇する特性を持つ。

25日の米VIX指数は前日に比べ2.82(11.27%)ポイント高の27.85と前日に続き急騰した。米国内で新型肺炎の感染が拡大することへの懸念などを背景に同日のNYダウは879ドル安となった。これを受け、VIX指数は急伸し一時30.75まで上昇する場面があった。ーカブタン

 

井上 哲男先生のメルマガ

潮流987 本震は余震を伴う2

2/24の米国市場の下げは、前日終値から3%を超える大きなものであったがゆえ、1/27、1/31の「下げ」とは違い、「本震」であると昨日書いたが、その「余震」が早くも出た。
 昨夜、時間前の取引で米国指数先物は、欧州開場の頃から水面下での動きとなったが、その後、水面上に大きく浮上したものの、結果的に大幅続落となった。

 まず、今回の状況であるが、書いておかなくてはならないことは、昨日の上海総合指数が2日続落とはいえ、たったの下落率0.59%であったこと、また、先週時点で、もうひとつの中国市場である深セン総合指数がなんと昨年来高値を更新し、中小型・成長株市場である創業板については3年3ヶ月ぶりの高値をとっていたことから、中国市場は材料発生源でありながらも、これを市場動揺材料とはもう見ていないということと、米国市場の今回の下げが、それまで株式ファンドから資金流出(記したように週次で200億ドルもの債券等へのグレー
トローテーション)が起きているのに、ハイテク株が(必死で?)COVID-19と闘って、指数の値保ちを良くしていたのが、そのハイテク株に利食いの嵐が生じたと私は判断しているということである。

 この「ハイテク株がCOVID-19と闘う状況」は、先週の休場(プレジデントデー)にアップルが「COVID-19により1-3月期売上未達」とコメントし、アジア市場で『ミニ・アップルショック』を引き起こしたものの、同夜の米国市場でアップルは1.83%下落、グーグルも0.07%と横バイであったものの、脇を固めるアマゾン・ドット・コムが0.97%上昇、フェイスブックが1.69%上昇したことに加えて、“主役”ことマイクロソフトが1.01%上昇した状況がそのままなのであるが、さすがに、「闘い疲れ」から、2
4日はすべての銘柄が4%台の下落(アップル:4.75%、グーグル:4.27%、アマゾン・ドット・コム:4.13%、フェイスブック:4.50%、“主役”マイクロソフト:4.31%)を記録したことが「本震」の紛れも無い「震源地」である。私は、それを「COVID-19」とは考えていない。

 昨日、日経平均3乖離マイナス10%水準達成で定性の第1弾買いと書いたが、昨日の引け値でそれには到達しなかったが、昨夜の米国の余震により、定量サインである「マイナス15%水準」が十分射程距離に入った。(「Sign」に具体的なレベルを示して配信している)

 本当は、いくつか援護射撃が欲しい。具体的にはダウのRSI14日(単体)の25%未満の数日経過(今朝段階で28.43%)やVIX可視化指数の底打ち(今朝段階では92.9%と、下の補助線92%にも到達していない)である。
 そのため、今回「定量サイン」が点灯しても、しばらく評価損状態となり、第2弾の「定性」(またはダウ5サイン等の「定量」)買いを行う可能性が十分にあることを知っておいて欲しい。要は、評価損状態でも「ワクワク」できる度胸があるかどうかである。

流988 「定量+定性」で、4月プット1万9000円を1枚売りにいきます

「Sign」でお知らせしたように、ダウの5サインが買いでフル点灯しました。これは、18年12月21日(金)、12月24日(月)以来のことで、その前の点灯は14年12月16日(1日点灯)と、非常にレアなサインが示現したことになります。

 これにより、「買い」(方向)の「定量サイン」が出ましたのでそのポジションを組成しますが、その手法は「定性」により、先物ではなく、オプション(プット売り)とします

 なぜ、オプションにするかというと、2つ理由があります。
1つは、「MD」に記したように米国恐怖指数VIXが、この3日間、(古いほうから)25.03、27.85、27.56と極めて高位(市場の動揺が大きい)にあります。この状況を昨日に続いてVIX可視化指数のグラフを添付することによってお伝えしますが、(一番右の緑は見づらいので一旦下に外しました)、92を割り込み、まだ下を探るとは思いますが、目安のレベルは超えてきました。ゆえに、今後、一旦下に行っても戻る、つまり、評価損状態となってもいずれ少し落ち着きを取り戻すとともに、急激にボラティリティが低下し、タ
イムデイケイ(時間価値の減少)効果を享受するために、4月限月、行使価格1万9000円のプットを、120円より上であれば1枚売りたいと思います。(行かなかった場合、100円までは追いかけます)

 オプションにする2つ目の理由は、昨日も書いたもう少し他のテクニカルの後押しが欲しいのと、最も注目している日経平均3乖離(マイナス10%水準は2日クリアしたが、“到達が見えてきた”マイナス15%水準を意識)のタッチがもうすぐなので、RSIや5サインよりも、天井、底のピンポイントの指摘という点で、これまで精度が高かったこのサインで2回目のポジションを組成したいと思うからです。この2回目のときにも、先物、オプションの種別定性判断を行います。

 しかし、何度も書いたことですが、オプションの売りとは、損失が限定ではなく、必要とされる日々のキャッシュ(証拠金等)も変化するため、もし、行われる場合は十分に個々のリスク許容度を判断してされてください。
(無論、本メルマガは相場の状況、並びに、テクニカルサインの紹介を行うことが目的であり、投資行為にかかる結果等につきまして、配信元のゴゴジャンならびにスプリングキャピタル社、井上哲男個人等関係者は一切の責任を負いません。)

 

井上 哲男先生の相場の潮流

今回の内容は井上  哲男先生の「相場の潮流(メルマガ)」よりご紹介しています。

 

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