皆さんは損小利大(そんしょうりだい)という言葉を聞いたことがありますでしょうか? これはトレードの重要な手法・法則であり、まずトレードで勝つ確率を上げるために理解してもらいたい項目になります。
トレードスタイルを確立、トレードの根拠をしっかりと持つ重要性は、このサイトで何度となく伝えていることではあります。
その根拠を持つ際に、理解していた方が良い考えがこの損小利大という言葉です。 文字通り損を小さく、利益は大きくです。 この考えに応じたトレードを基本的に心がけるようにしてください。
あと例外として、トレードの種類にスキャルピングというトレード方法があります、これはトレード時間が短く高勝率で利益を狙いにいく方法です。このスキャルピングトレードについては、損小利大は当てはまりません。
なぜかというと、高勝率を狙うのであれば、利益確定幅はどうしても小さくしないと、勝率が上がらないためです。 ですので、基本的にスキャルピングは損切り幅>利益幅となります。
損小利大の基本的な考え方
上の画像を見てください。 解説をすると
◯上の緑の線・・・・リミット(利益確定)
◯下の青の線・・・・ストップ(損切り)
◯赤丸・・・・・・・エントリー(新規注文)
という風になっています。
これは、どちらも損小利大ということだできます。
なぜならリミット〜エントリー>エントリー〜ストップとなり、利益確定幅が大きからです。
ですので、皆さんもトレードをする時には、必ず利益確定幅が大きいようにストップロスを設定しましょう。
エントリーに乗り遅れた時は、ストップラインまでの幅が大きくなりがちです。そういう時には無理せずエントリーは見送った方が賢明です。 そのような時に無理してエントリーをするから、利益が少なく、損が多い結果となってしまいます。
損小利大の原因
主な原因をあげたいと思います。
損切りが遅れる。
これは逆指値(損切り)の設定をエントリー直後に行わないのが原因です。 手動で最終的には必要に応じで損切りして構いませんが、逆指値はエントリー直後に設定することをお勧めします。
相場が思っても皆方向に一気に進んだときにときに手遅れにならないことを防ぐためです。
逆行しだしたらすぐに損切りする。
これは、損失を恐れるあまり、すぐに損切りして勝率が伸びないことです。なので、一度ストップを決めたらそれを動かさないということが重要です。
欲を出して、利益確定を遅らせる。
利益確定を遅らせることによって、相場がまた逆行して勝てない場合です。これも基本的には根拠に基づいてトレードするのであれば、どこで利益確定を行うかはトレード開始前にわかっておかなくてはいけません。 なので、基本的に利益確定を遅らせるのはNGです。
では相場で思った方に進んでいく自信があるときは、利益確定を半分までして、あとはさらに残りの利益確定を利が乗ったところで行うことも戦略の一つとしてあげられます。
または、次のポジションをどこで持つかを考えて、持っていたポジションの利益確定を待たずにエントリーを行うのも方法としてあります。
諦めが悪い。
これはポジポジ病のことです。負けた後に、勝ちを取り戻そうを不必要にポジションを取ることを言います。そうすることによって、利益が悪くなってしまいます。
➡︎『ポジポジ病についての具体的な克服方法の記事はこちらから』
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