17日にアメリカドナルドトランプ氏とドイツのメルケル氏の米独首脳会談が開催されました。気になる会談からのユーロドルの今後の行方はどうなるのか。
前回の記事でユーロドル1.08前後が重要な価格になると書きましたが、今回の会談を踏まえて今後のユーロドルとその他の通貨について、現役プロトレーダー志摩力男氏の「志摩力男の実戦リアルトレード」から検証します。
ユーロドルの状況
ユーロドル日足の状況です。この重要な節目となるライン1.08に対して果たしてどのようにトレードで臨む必要があるのか。
米独首脳会談の様子
【ワシントン=後藤孝好】トランプ米大統領は十七日、ホワイトハウスでドイツのメルケル首相と初めて会談した。会談後の共同記者会見では、テロ対策として移民の入国規制を正当化するトランプ氏に対し、メルケル氏は移民・難民支援の重要性を訴えるなど、立場の違いが浮き彫りとなった。
トランプ氏は会見で「移民は特別な待遇であり、権利ではない。米国民の安全が常に最優先されなければならない」と、イスラム諸国からの入国を禁止する大統領令の必要性を指摘。メルケル氏は「欧州連合(EU)の移動の自由は経済成長の重要な要素だ。難民には生活再建の機会を与えるべきだ」と異論を唱えた。
貿易政策では、トランプ氏が「孤立主義者ではないが、公平でなければならない」とドイツとの貿易赤字を問題視して協議する意向を強調。メルケル氏は「米国と交渉するのはドイツではなく、EUだ」と述べ、米独二国間の貿易交渉に否定的な考えを示した。
北大西洋条約機構(NATO)に関しては、トランプ氏が支持を表明した上で「加盟国が国防費を公平に負担することが必要だ」と要求。メルケル氏は二〇二四年までに国防費支出を国内総生産(GDP)の2%以上とする加盟国の目標達成を明言した。
両首脳は会談で、過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦やアフガニスタン情勢についても意見交換。ロシアによるウクライナ南部クリミア半島併合の問題では平和的な解決に向けて協力することを確認した。ー東京新聞
志摩力男の実戦リアルトレードより
志摩力男の実戦リアルトレード 2017年03月18日 13時19分
配信者:志摩力男
記者会見がかなり遅れましたが、現在トランプ大統領とメルケル首相が共同で記者会見に応じてます。なにか不規則発言があって、大きく相場が動くかなと期待した部分もありましたが、今のところ特筆すべきところの何もない会見になっています。
ユーロドルですが、1.08近辺は一気に向けることは難しいので、ある程度利食いを入れて、下を買い戻すというオペレーション。ドル円は113円を割り込んで112.50近辺まで下落しましたが、基本的にベアスタンスなので納得できる動き。112.50以下に本邦から本格的買いオーダーという話です。
ポンドドルが1.24台を伺おうとしてます。BREXITが実現するのは、少なくとも2年以上先。2年後の経済的困窮を先取りしてGBPは落ちたのですが、2年も相場は待てません。本格的な反動局面に入っているのでしょうか?
豪ドル、NZドルは堅調。このところ新興国通貨、経済が好調ですが、豪・NZにも好影響を与えています。
週末にG20 がありますが、貿易を前面に押し出したものにはならない、とすでに米国が通告してますので、週超えで大きな動きにはならないかもしれません。
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