東芝倒産は秒読みの可能性なのか!?滝澤伯文氏が徹底解説〜TAKIZAWAシカゴ・レター

      2017/03/02

現役プロボンド(国債)トレーダー滝澤伯文氏のプラチナ級のメルマガ「TAKIZAWAシカゴ・レター/今日の視点・明日の視点」から、現在大きな注目を集めている日本の大手企業「東芝(TOSHIBA)」の倒産秒読みと言われる可能性について、独自の切り口からの詳細な解説を検証していきます。

 

現在東芝は「債務超過の危機」に直面しており、原因は東芝の「原発部門」での損失計上。原因は東芝の子会社によるものと言われています。

 

東芝の経営陣は「原発部門」についてのチェック機能が十分に行うことができず、事態についてははっきりと原因がわかっていないとのニュースが流れています。

 

東芝の株価も大きな売りにより下落している状況です。2016年末から2017年当初にかけて出来高は大きくなっています。年末からの倒産問題がさらに加熱しているといった印象を受けます。

 

以下滝澤氏のメルマガより↓↓

 

TAKIZAWAシカゴ・レター/今日の視点・明日の視点 2017年02月15日 05時11分
配信者:Takizawa

注目の”バランスシートを金融政策に織り込むかどうか”
イエレンは ”Rather” Not to USEと答えた。
これは ”好ましくない” が完全否定ではない。
そして彼女は3月の利上げの可能性の折込をもう少し上げたかったはず。
だが反応したのは債券だけ。FFレート先物などは殆ど反応なし。

あたりまえだ。同時に”フィスカルポリシー次第”と言ってしまえば、
3月15日(米国債上限がぶり返す日)を控え、
今の政権のゴタゴタをみる人は、警戒せざるを得ない。

ただもし本当に利上げを3回やりたいなら、
それこそ2月にやっておくべきだった。
しかし今のFEDは”マーケットが織り込まない”と何もやらない。
その甘さが最後自分にどう降りかかってくるか、、

ところで、東芝は子会社のウエスチングが
東芝の決算にまで口を挟んだ様子。

このウエスチングの態度見ると、最初から同社は、
裁判に負けても、その時は東芝に損を負わせるつもりだったのではないかという、
疑念が消せない。12月28日のレターに確信を持ち始めている。

12月28日は発表の翌日だったので、事実だけを書いた。(文末にもう一度添付)
ただ読み返すと判り難い。そこでもう一度要点を整理した。

1)一連の闇の中心には、SHAWグループ創業者のジム・バーンハンド氏と
ウエスチング社の関係があると思う。

2)バーンハンド氏がやり手だったことは疑いない。
エンロン事件の前に不正が発覚し倒産したSTONE&WEBSTERを安く購入、(2002年)
ウエスチングと組んでSHAWの傘下で復活させた。

3)それを2012年にはフランスのTECHNIP社に300ミリオンで売却。
そして2013年には、STONE&WEBSTERを売った後のSHAW社を、CB&Iに3ビリオンで売却。
バーンハンド氏その3ビリオンでプライベートエクイテイーをスタートさせた。

4)そしてなぜかCB&Iは、バーンハンド氏から買ったSHOW社に
CB&I STONE&WEBSTERの名前をつけた。

5)究極は、とっくにキーパーソンのいなくなったその「抜け殻」を
2015年、東芝本体が国内の不正会計問題で激震中だった最中、
ウエスチングは急ぐように250億円で買収した。

6)そして問題となった訴訟は、CB&Iとウエスチングの間で行われた。
両者間で、売却された”CB&I STONE&WEBSTER社”が内包する様々な含み損をどちらが持つかが争われた、、

7)裁判はCB&Iが勝訴。ウエスチングが含み損をかぶることになった。、

8)どうやらそれが東芝が被る7千億円、、

9)あくまでも自分の憶測だが、
ウエスチングは最初からこの可能性を知っていたと思う。
本当に”CB&ISTONE&WEBSTERが儲かるビジネスなら、250億は安すぎる。
ウエスチングは、同社のビジネスではキーパンがバーンハンド氏、
同社が彼が抜けた抜け殻だったことは一番知っている立場。

10)そしてここに登場する面々はグレー。
大本のSTONE&WEBSTERはエンロンより先に不正で倒産。
CB&Iも英国当局からグレーの烙印を押された会社。

11)CB&Iもバーンハンド氏から3ビリオンで買ったビジネスを
結局は250億でウエスチングに大損で売却した形だが、
バーンハンド氏は、ビジネスが内抱していた含み損はそのままに
自分は綺麗な部分だけを3ビリオンで売り切った印象、、

12)かつて技術ではエジソンの直流電流を打ち負かした天才テスラ。
そのテスラの(交流)を擁し、ライバルのJPモルガンにいどんだウエスチング。
JPモルガンが仕組んだ株の暴落の前にウエスチングは敗北をしたが
その後も100年以上にわたり米国の一流企業だった。

13)東芝も日本を代表する一流企業、、
なぜこんなプレーヤーたちが関わっていることに気がつかなかったのか。
個人的には、自分の不正解事件でチェック機能が効かなかった可能性を感じるが、
それでもここまでのことは、あまりにも東芝がウエスチングを信用してしまったことと、
誰かの何がしかの”悪意”が無ければ不可能だと思う。

14)このストーリーをみて、安倍とランプ会談の隠された部分に
不安を感じている、、

 

説明によると、東芝子会社の「ウエスチング」が損失の計上の可能性を事前に知っていて行われた可能性があり、またそれに対するチェック機能が働かない東芝について何かしらの「悪意」のようなものがあるのではないかという説明です。

 

以下は以前の滝澤氏の東芝についての解説が同日(2月15日)に添付されています↓↓

 

12月28のレター<東芝の技術を安く買う方法>

東芝の件でいろいろ調べてみた。
ウエスチングは、250億円($221M)で何を買ったのか。

個人的に出した答えは、オランダ(CB&I)とフランス(Tecnip)の会社が、
海千山千のアメリカのエネジー会社(Shaw )に掴まされた空箱(CB&I Stone&Webster)を
ウエスチングは221ミリオンで買ったと言う感想。

買ったビジネスは既に空箱、だから安かったが、
変わりに過去のデイールの災いが詰まっていた。
そのコストの所属をめぐってウエスチングとCB&Iが争ったわけが
結果的に本体の東芝に襲い掛かかる大掛かりな出来レースの臭い、、

このドラマの登場キャラを古い順に整理する

< Stone & Webster >

ボ ストンの老舗エネルギー会社。エンロンに先駆け、不正・賄賂疑惑から2000年に倒産。
オバマ政権にも近く、ウエスチング社との関係も深いジム、バーンハンド率いるSHAWが2002年に買収。
SHAW傘下で業績が回復。2012年、Technipに売却。

< SHAW グループ >

豪腕ジム・バーンハンド率いるバトンルージュのエネジー会社。現在はプライベートエクイテイー。
ジム・バーンハンドは、オバマ政権のエネルギー省のトップにも目された実力者。
Stone & Websterを安く買い、ウエスチング社と組んで復活させる。
それをフランスのエネルギー会社Tecnipに300ミリオン売却。
その後、自分の会社(SHAW)をCB&Iに3ビリオンでで売却。
その3ビリオンで、SHAWの役員を引き連れてプライベートエクイティへ進出

< ウエスチング > (Westinghouse:

会社の説明は省略。
ウエスチング社がCB&Iの部門であるCB&I Stone & Webster買収を決めたのは、
本体の東芝が不正会計での揺れた2015年12月。
一体東芝への報告がどうなっていたか。

そもそもSHAWがStone & Websterを売却したのはTechnip、(2012年)
CB&IはStone & Websterが抜けたSHOWを買収した。(2013年)
ではなぜ自社部門にStone & Websterをつけたのか。
そしてなぜウエスチングは空箱のようなユニットをなぜ2015年に買収したのか。
2012年から2015年のまでの一連のM&Aはあまりにも性急。

< 東芝 >

説明省略

< CB&I >

シカゴ発祥のエネルギー会社だが現在シカゴとは無関係。
現在本社はオランダに置き、ビジネスの拠点は米国。
2009年に英国からは業界のブラックリスト企業として名指しで批判を受けた。
同社がSHAWを買収した際、すでにSHAW傘下だったStone & WebsterはライバルのTecnipに売却されたあと。
にもかかわらず、なぜ自社部門になった旧SHAWビジネスを”CB&I Stone & Webster”としたのか。

SHAWの創設者だったジム・バーンハンドは、
2年間のCB&IとのNON COMPETEアグリーメントが終了すると
プライベートエクイテイーを設立。すでにビジネスは奪い返された状態、、

< Tecnip >

フランスのエネルギー会社。
調べた限り、現状では、渦中の”Stone & Webster”はここに帰属している、
ただ”Stone & Webster”のビジネスがジム・バーンハンド氏個人のものだったなら、
そもそも高い買い物。

ここからは個人的推察。(事実である証拠は無い)、

結局、ジムバーンハンドとウエスチング関係者が黒幕ではないか。
ジム、バーンハンドはウエスチングとの関係で復活させたStone & WebsterをTecnipに売り、
残った本体はCB&Iに売却。このデイールの敗者のCB&Iは、
空箱をウエスチングに売りつけ、発生するコスト負担もウエスチング社へ。

そんななか、本日のブルーンバーグのヘッドラインに、
トランプ政権が東芝を助けるかもどいう興味深いものがあった。
朝の時点では詳細はまだ不明。

個人的には東芝は三井住友が助けると想像しているが、
万が一、東芝本体の救済が米系資本で行われるなら、
東芝のリスク大好きな企業カルチャーと、管理の甘さに付け込んだ
大掛かりな日本企業(技術)の見事なハゲタカ的買収になろう、、

多くの社員を抱える日本の大企業の一つである「東芝」これがもし倒産するとなると大変な問題に発展しそうです。

 

滝澤氏が読んでいる通り、まだ倒産については可能性の段階であり、東芝の買収がアメリカからの資本でなされると、組織自体にも大きく影響が出そうです。

 

「TAKIZAWAシカゴ・レター/今日の視点・明日の視点」

国内唯一のボンド・トレーダーである「滝澤伯文」氏。

彼は現在アメリカのシカゴに在住し、あのトランプ大統領の当選を予想したとして注目を集めた方になります。

このメルマガについては、滝澤氏独自の視点で経済に深く切り込んだ、プラチナ級のメルマガになります。

 

『TAKIZAWAシカゴレター」の詳細は特徴は下記の記事より↓↓

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