志摩力男氏 PR

米経済軟化懸念という新しい要素が加わる〜志摩力男のメルマガ

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ドル円がまさかの110円割れをして、今後の展開が注目される米国強いサポートライン110円が割れたことで、この先はやはり円安へ向かうのでしょうか。 

外交関係でシリアや北朝鮮と緊張状態が続いているドナルドトランプ政権。

気になる今後の方向性を現役プロトレーダー志摩力男氏の「志摩力男の実戦リアルトレード」より検証していきます。

 

志摩力男のメルマガ

 

志摩力男の実戦リアルトレード  2017年04月17日 18時42分
配信者:志摩力男

本日のドル円市場は、早朝の段階で一時108.93円前後まで円安が進みましたが、米10年債金利が2.20%割れとなったこともあり、108.13円前後まで円高が進みました。

先週金曜日発表となった米消費者物価指数が予想0.0%のところ−0.3%とマイナスの数字になったショックが大きい。米経済軟化懸念という新しい要素が、「地政学的リスク」「米政権の保護主義、ドル安志向」に加わることになりました。

米経済がもしかしたら曲がり角?という兆候は、今年に入ってチラリとは見えてはいました。強烈なトランプフィーバーにかき消されてきたのですが、熱も次第に醒めつつあり、兆候は少しずつ形を表してきてます。

まず、自動車販売が急低下してます。ローンで購入する人も多いので、金利上昇の影響が出てきたのでしょうか。それから、予想外に悪かった雇用統計の数字を精査すると、小売関連の雇用が大量に失われてました。単純に「amazonの影響?」と思っていたのですが、得てして小売関連の雇用は景気を先どりするケースも多いため、警戒です。そして、今回の消費者物価指数です。

トランプ・シュガーハイが切れてきたのかもしれません。何の政策も実行されなくても、トランプ氏が大統領になったことでアニマルスピリッツが復活し、消費者のコンフィデンスが増す、それだけでも十分だ。そういう意見が大勢を占めてました。しかし、そういう「ノリ」だけで経済成長は続かないのでしょう。1−3月GDPは結構悪くなりそうです。

米長期金利も、2.64%辺りが結果的に金利の天井で、今後緩やかに2.00%を目指す展開が見えてきました。ドル円には大変ネガティブです。

次に、為替報告書についてですが、「かなりいい加減」に作られてるなというのが、率直な印象です。ムニューシン米財務長官は、もっと経済理論に即した根本的な方針転換を示してくるのではないかと考えていたのですが、本当にがっかりです。彼も単なるイエスマン、張りぼてでした。

そもそも、「今は北朝鮮問題を中国と協力してやってるから、為替操作国に認定するわけがないだろう」と大統領がツィートするということは、何か経済的にしっかりとした客観的理論的背景があって為替操作国認定するわけでなく、政治的、思いつきで認定するということです。しかも報告書に散りばめられてるのは、先のオバマ政権から続いている理屈です。

今後も、大統領の単なる思いつき、気まぐれで、政策を決めていくのでしょう。180度方向が違っていても、何の前触れも説明もないのは、将来的に極めて不安です。今回の北朝鮮政策にしても、本当にどこまで考え抜いているのか心配になります。

現在のように、わかりやすい北朝鮮リスクがあると、日本の投資家から積極的な買いは出てきません。「もしかしたら戦争?」という状況で、大量にドルを買ったり、大きな海外投資を決めたり、サラリーマンが出来るはずがない(出来るのは、ソフトバンクぐらいでしょう)。 そうなると、北朝鮮情勢が懸念されている間は、経常収支の黒字の分だけ、着々と円高が進むことになります。

日本の当局からの口先介入も出来ません。下手に為替口先介入みたいなことを言ってトランプ大統領の機嫌を損ねたら、国防上の重大リスクです。

為替報告書には、ドル円は過去20年間の平均からすると20%円安レベルにあると指摘してます。現状110円のレベルが20%円安ということは、米政府の考える適切なドル円レートは88円ということです。100円を割り込んだぐらいで政治家が大騒ぎしたら、「口先介入はやめろ」と指摘されるのでしょう。

地政学的リスクがあり、大統領がドルは高いと言っているところに、米経済軟化という新しい要素が加わりつつあります。イエレン議長再任を匂わせたことで、FRBの引き締めペースはゆっくりとなるでしょう。6月利上げはなくなったと思います。

108円台というと、こんな低いところショートにしていいのか? と、少し前には多くの人が思ったレベルでしょうが、状況が状況なので、ショート継続でしょうか。米経済や米金利上昇を理由に、ドルを買うというのは、今は難しく思えます。

ドル円のショートを維持しております。109円台前半で半分利食いを入れてますから、このショートは109.10円辺りをストップの目安として、維持したいと思います。

 

ドル円の状況ー1時間足

 

110円をブレイクして、ダウントレンドが続いています。現在108円台で、次の目先のサポートラインは117.57付近いなります。

サポートラインはドル円の日足から引いています。(2016年7月の高値)

私は目先のサポートライン117.57を目標にショートしています。

 

鋭い分析を配信する志摩力男氏のメルマガ

現役プロトレーダー「志摩力男氏」のメルマガ「志摩力男の実戦リアルトレード」は、マーケットが空いている平日に相場の状況に応じて、相場の鋭い分析とトレード情報を配信してくれる貴重なメルマガになります。

 

今回のメルマガのようにプロならではの豊富な情報に基づいた鋭い分析は幅広く市場のことがわかり、皆さんの投資の手助けになってくれる大きな武器になります。

 

「志摩力男の実戦リアルトレード」の詳細はこちらです↓↓

[blogcard url=”//fx-newstart.com/rikio-shima”] [/blogcard]

マネックスFXで「志摩力男」及び「江守哲」のメルマガが6ヶ月無料!!↓↓


ドル円スプレッド0.2銭キャンペーン中マネックスFX×口座開設で選んでもらえるメルマガ6ヶ月・タイアップキャンペーン(志摩力男氏)

3ヶ月間購読無料!!クリック証券タイアップキャンペーン↓↓


クリック証券×志摩力男タイアップキャンペーン

*申し込みにあたっては、お申込みページにあるメルマガ購読条件に目を通してから申し込むようにしてください。

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
現役プロトレーダーオススメのメルマガ配信!

【オススメ!】現役プロトレーダーが配信するメルマガランキング


2019年に開催されたFX世界大会であるロビンスカップで第2位を受賞したスーパートレーダーコウスケさんのオンラインサロンはFXトレードのスキルを上げるには特にオススメ。

詳細はこちら

世界第2位の実力をもつトップトレーダーの開発したインジケーター

2019年FX世界大会のロビンスカップで第2位を獲得したトレーダー「コウスケ」さん。彼の開発したMT4用インジケーターは累計2000本を超える売り上げを記録。

購入後のアップデートやサポートあり。*詳細ページは外部サイトへ移動します。